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ミッション:8ミニッツ ネタバレあり感想・考察【長文注意!】

8minute.jpg
英題:SOURCE CODE
製作年:2011年
製作国:アメリカ
日本公開:2011年10月28日
上映時間:1時間33分
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ジレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト



評価
★★★★★(5/5)



あらすじ
アメリカ空軍のスティーブンス大尉(ジェイク・ギレンホール)は目が覚めるとシカゴ行の列車の中にいた。しかも彼はまったく別人の教師ショーンとしてそこに存在していた。目覚めてから8分後、わけがわからないままに彼は乗っていた列車の爆発に巻き込まれ、突如現実世界に引き戻される。しかし、彼は戻った世界で列車爆破犯を見つけ出せと言われ状況の呑み込めないまま二つの世界を行き来することになる・・・





ネットサーフィンで面白そうな映画を探しているときに見かけたこの映画、あらすじを読んで面白そうだなーと思ってみてみたのですが、正直90分映画なので「面白いって言ってもまぁそこそこだろ」くらいに思ってました。


めっちゃ面白かったです。

まず何がおこっているのかわからない状態から始まる冒頭。
主人公も訳わかっていないようですが見てる僕も訳わかっていないという状態。
始まりから観客を主人公と同じ気持ちにさせるこの演出で冒頭から一気に引き込まれます。
そしてその後もクライマックスになるまでグッドウィンたち管制者の状況は一切触れられないというつくりで主人公と一緒に謎に迫っていくつくりになっていて(観客は主人公と同じヒントしか与えられない、先に真実がわかったりしない)、90分があっという間でした。



自分の見た90分映画の中ではかなり上位にランクインしました。
時間移動系の作品なので、『バタフライ・エフェクト』なんかが好きな人はこの作品も好きだと思いますよ。

話は全然違うんですけどね。
あらすじ見てわかる通り、バタフライ・エフェクトは過去の自分にタイムリープするのに対して今作は過去の他人に乗り移ります。
他人に乗り移るのはタイムリープって言うのかな?
タイムリープの定義自体が明確に定まってるわけではないですけど、一般的に過去の自分に戻ることをタイムリープって言うっぽいんで、この定義からするとタイムリープとは言わないことになりますね。

まぁそれは今回のレビューにはあんまり関係がないので置いておいて(笑)、タイムリープじゃないよねっていう話をしておきながらなんですが、以下感想では時空移動のことを便宜上タイムリープと呼びますね(笑)

他に上手い表現が思いつかないので仕方なく、です・・・


8minute1.png







~以下感想にネタバレあり~














・おおまかなストーリー
【タイムリープ1】
アメリカ空軍大尉のスティーブンス(ジェイク・ギレンホール)は目が覚めると朝の通勤時間帯のシカゴ行の列車に乗っていた。
正面にはクリスティーナ(ミシェル・モナハン)という女性が座っていて、彼に話しかけている。
アフガンの戦地でヘリに乗っていたはずのスティーブンスは状況が理解できず、夢なんじゃないかと思い落ち着くためにトイレへ駆け込むが、そこで鏡に映っていたのは自分ではなくショーン・フェントレスというまったく別の人物であった。
さらに訳が分からなくなったスティーブンスはトイレを出るが、その直後列車が爆発。

意識を取り戻したスティーブンスがいたのは謎の座席。
グッドウィン(ヴェラ・ファーミガ)なる女性士官が話しかけてくるも、その女性にも見覚えはなし。
グッドウィンの問いかけでグッドウィンのことは思い出すものの、グッドウィンはひたすら「誰が爆弾を仕掛けたのか?」ということを聞いてくる。
スティーブンスが混乱してるままに彼は再び列車の世界へ送られる

【タイムリープ2】
グッドウィンに言われたとおり爆弾犯を探すことにしたスティーブンスは車両のトイレ内に爆弾が仕掛けられており、携帯が繋がっていたことから電話をかけて起爆することを察知。
車両内に犯人がいる自爆テロだと睨んだ彼は交通保安員を語り車両内での電子機器の使用を禁止させようとするが、爆弾は爆発。

元の世界へ引き戻された彼は、この訓練の責任者を出せと叫ぶが、グッドウィンからこれは訓練ではないこと、列車の爆発は今朝の第一のテロで、その犯人が第二のテロを起こそうとしているからなんとしても犯人を見つけなければならないということを聞かされる

【タイムリープ3】
犯人は自爆テロ犯ではない。
さっき得た情報から途中駅で降りる一人の男が怪しいと目をつけたスティーブンスは途中駅でクリスティーナと共に下車。
怪しいと睨んだ男に携帯を出せと迫るも、押し問答中に遠方で電車が爆発。
人違いかと思うも確認のために携帯を出させようとするも、もみ合いになってスティーブンスは路線に落下。
列車に轢かれてしまう。

戻った世界で彼はタイムリープの仕組みをきく。(後述)
そして一緒に途中下車して爆発を逃れたはずのクリスティーナがこの世界では助かっておらず、爆発で死んでいることを聞かされる。

【タイムリープ4】
車掌室に拳銃があることを知らされたスティーブンスはそれを使って強行手段に出ることで犯人を捜そうとするも、車掌に取り押さえられる。
そして手錠でつながれ、あっさり爆発のときを迎えてしまう。

スティーブンスは父に電話させてくれと頼むも、グッドウィンは時間がないと拒否。

【タイムリープ5】
スティーブンスは自分はなぜここにいるのか、そしてこの世界はなんなのかを知るために行動。
そして彼は自身が2ヶ月前に戦死したことを知る。

気絶したまま元の世界に引き戻された彼は自分が死んでいるのかをグッドウィンに問い詰めるも、彼女ははぐらかす。
そして博士に電車の中から電話をかけたことを確認するも、それはプログラムの中の世界の話で現実世界でおきた一連の出来事は変えられないと告げられる。

【タイムリープ6】
電車から降りた怪しい男を追って、彼が真犯人であり、バンに爆弾を積んで第二のテロを起こそうとしていることを突き止める。
しかし、クリスティーナ共々撃たれてしまい、しかも予備の起爆装置がセットしてあったため爆弾は正常に作動。

テロ実行犯を博士達に伝えたことでテロ犯は確保、現実世界のテロは防がれる。
ここで画面がグッドウィン視点に。
するとグッドウィンが眺めていたモニターに移っていたのはカプセル内のスティーブンスではなく文字。
爆弾犯が逮捕されたことでスティーブンスが過去へ飛ぶ必要はなくなったが、彼は何か見落としてる、乗客を助けたいといってもう一度列車へ送り、8分後に自分の生命維持装置を切るようグッドウィンに懇願する。
歴史は変えられないといわれるも、彼女はスティーブンスを過去へ送る。

【タイムリープ7】
これまでのリープの経験を元に真犯人をスピード確保。
グッドウィンにメールを打った後、自分の父に軍の友人を装い電話をかけて謝りたかったことを伝える。
その後、電車に乗っていたコメディアンにお笑いをはじめさせ、車内を生き生きとした雰囲気にさせる。

元の世界のスティーブンスは彼の予想通りほぼ死んでおり、脳につながれたコードから彼の脳波を文字として出力してグッドウィンたちと会話していたのだった。

そして8分後、グッドウィンが生命維持装置を切ったとき、列車の世界が一時停止する。
生命維持装置を独断で切ったグッドウィンは更迭される。

しかしその後列車の世界は動き出す。
スティーブンスはその世界に残ったまま。
もちろん列車は無事。
スティーブンスはショーンとしてクリスティーナと共に過ごす。

その日の午後、グッドウィンはスティーブンスから送られてきたメールを見て、列車爆破が未然に防がれたことを知る。





・タイムリープの仕組み

今作のタイムリープの仕組みはラトリッジ博士いわく、「豆電球が消えるときの残光のようなもの」らしいです。
どういうことかというと、脳は死後も一定時間活動を続けていて、活動状態が保存されている、という設定で、死ぬ前8分間の記憶の神経回路にアクセスすることによってその記憶へのタイムリープを可能にする、ということです。
博士いわく、「時間の再割り当て」、で並行世界へのアクセスを可能にする、らしい。

8minute3.png



・考察

この手の時空移動モノって途中で話こんがらがったり最後意味深な終わり方してすっきりしなかったりしますよね。
今作もそうなので、自分なりの考察をしてみたいと思います。
今作に関してはネットで他の方も結構考察書かれてるので出遅れ感ありますが、どうぞごゆるりとおつきあいください(笑)


というわけで、考察です。
便宜上、グッドウィンたちがいる世界を【基本世界】、タイムリープして行った列車の世界を【タイムリープX】に対応する形で【並行世界X】と呼びますね。


スティーブンスは中盤でラトリッジ博士からリープの仕組みを聞かされるわけなんですが、この時点で彼は博士の言ってることに対して疑問を持つわけです。
何故かっていうと、仕組みを聞かされる直前のタイムリープ、つまり【タイムリープ3】の時点で8分以上列車の世界にいるからです。
8分しか列車の世界にいられないなら、列車の爆発と同時にショーンの記憶の保存は途絶えるので、その瞬間に【基本世界】に引き戻されるはずなのに、彼はそこで引き戻されず、アクシデントで轢死するまで【並行世界3】にとどまり続けてます。
しかも【基本世界】に戻ってきた彼はそこで一時期本部と連絡がとれなくなるというアクシデントに見舞われます。
これはおそらくシステムにとって予定外のことがおきたからだと思います。
システムでは8分たったら自然に意識が【基本世界】にもどってくるはずだったのに、【タイムリープ3】のときには戻ってこなかった。
だから【基本世界】に意識があるはずのタイミングで意識がない事態が発生し、システムのトラブルに繋がった、ということだと思います。

ここでスティーブンスは博士の考えは間違っていて、そもそも歴史改変ができてるんじゃないかという発想に至り、クリスティーナの生存を確認しようとするのですが、クリスティーナが列車爆発で死亡した、という【基本世界】の歴史に変わりはないことを告げられます。


そこで、これを信じられなかったスティーブンスは【タイムリープ5】【並行世界5】からラトリッジ博士に電話をかけるという手段を試し、彼が今朝の時点でスティーブンスから電話を受けていたという事実をつくろうとします。

しかしこれは失敗。「連絡を受けていたとしても、それは別の私だ」といわれ、スティーブンスは【基本世界】の過去はどうやっても変えられないことを悟ります。
それと同時に、【タイムリープ5】では爆発前に【基本世界】に引き戻されており、彼は【基本世界】への帰還方法は「彼が意識を失うこと」だと気付きます。

システムの能力がラトリッジの言うように「ショーン最後の8分間の体験をさせるための並行世界プログラムをスティーブンスの脳内に生成する」のではなく、「まったく別の並行世界を作り出す」物だということに気づいたのは【タイムリープ3】のときで、確信したのは【タイムリープ5】あるいは【タイムリープ6】(このときの爆弾の爆発時刻が不明。真犯人と戦っていたので真犯人が起爆をするタイミングが遅れた可能性。シーンの時間、演出的におそらく遅れてる。スティーブンスの意識は爆発まで【並行世界6】にあった)のときだと思います。

8minute4.png


そして最後の【タイムリープ7】を使って彼は列車爆発の起こっていない、乗客が全員助かった未来を作ります。
彼は乗客が助かった未来を作った後、【基本世界】で生命維持装置が切られることによって彼の意識は完全消滅、つまり死を迎えると思っていた(おそらく)のですが、8分経ったときに静止した【並行世界7】にスティーブンスが存在したまま再び【並行世界7】は時を刻み始めます。

これはスティーブンスの意識は8分後に【基本世界】に戻るはずだったのに、戻る場所がなくなってしまった結果【並行世界7】に存在し続けることになったんじゃないかと思います。



なので【並行世界7】には「スティーブンスの意識」を持った人間が2人いるということになります。
【タイムリープ7】【基本世界】からやってきた「基本世界のスティーブンス」と、ラストでグッドウィンが研究施設の中で眠っているのをみた「並行世界7のスティーブンス」です。
もちろん2人とも意識の共有をしていたりはしない完全な別人なわけですけど、それでもちょっと他の世界と比べて異質なことになってますね。



宿主ショーンの意識はどこいったのか?
これが結構謎なんですが、もともとリープしてる8分間はそれぞれの並行世界のショーンは一時的に意識を失っている状態になっていて、8分立ったらそのまま死亡して意識がなくなる、という状態にあったので、列車爆発の運命を変えた【並行世界7】でもこれまで通りショーンの意識は8分後の段階で消滅して、スティーブンスの意識が残ったんじゃないかと思います。

ショーンかわいそうじゃんって意見もあるかもですが、ショーンの意識のショーンが生き残る世界は【基本世界】でショーンが死んだ時点でなくなっているのでまぁ、いいんじゃないでしょうか。
スティーブンスの生命維持装置切らなければショーンの意識戻ったんじゃっていう考えもありますが、【タイムリープ3】のときにスティーブンスが気付いた「並行世界で死んだら【基本世界】に戻ってくる」っていう仮説が確かならやっぱり上記のようにショーンの意識は元々平行世界には存在しなかったってことでいいんじゃないかと思います。






でも、これまで軍人だったのにこれから歴史教師として生きていくスティーブンスさんちょっと大変そうですよね(笑)
自分の顔がショーンっていうのも違和感あるし。

最後にシカゴのクラウド・ゲートに移った姿がショーンだったのは主人公は傍目から見たらショーンですよ、っていうことの再確認だったんじゃないかと思います。


ハッピーエンドなのかよくわからない結末だと思います。






・疑問


以上いろいろと考察を書きましたが、それでもわからないことはいくつかあるのでそれを挙げときます。





1、タイムリープから帰ってくるたびに見えていたラストシーンのクラウド・ゲートの映像

スティーブンスがタイムリープから戻ってくるたびに見ていたクラウド・ゲートをクリスティーナと観光している映像、これが最初から見えていた理由が謎です。
ショーンの見るはずだった景色って意見もありますが、毎回並行世界の未来が何らかの形で変わってることを考えるとこれは違うかなって思います。
映像がリープのたびに鮮明になっていたことから考えると、最後に導かれる運命って考えるのが一番素直な気がしますがなんかそれだと並行世界の運命変えた!っていう結末と一致しないのでこれも変だと思うんですよね~

8minute2.png



2、【タイムリープ7】のときにコメディアンをけしかけて車内を笑いでいっぱいにしたこと

コメディアンに笑いをとらせた理由、最初は変えられない運命ならせめて最後は笑顔で終わりたい、的な感じでネタをやるようにけしかけたのかと思ったんですが、基本世界と並行世界は別物、とこの時点でスティーブンスは気付いてるんでそれだとつじつまあわないんですね。

スティーブンスが8分経過後にどこの世界からも消滅する気で最後に多くの人の幸せを守った感を出したかったからなんじゃないか、って考えてますが、どうもしっくりこないです。




3、スティーブンスが戦死扱いになってから二ヶ月経過してること

スティーブンスは最後に記憶があったときから二ヵ月後に目覚めて(目覚めさせられて)今回の任務に当たるわけですが、その二ヶ月間何も無しで保存されていたのか?っていう事です。
最初見てるときは、「任務終わるたびに記憶消されてるんじゃないか?」って思ったんですが、ラストに「並行世界7のグッドウィン」が「基本世界から来たスティーブンス」のメールを受けて施設内で眠っている「並行世界7のスティーブンス」を見つけたシーンがあるのと、【タイムリープ6】で見つけた真犯人を【基本世界】で確保した段階でラトリッジ博士が「システムの有用性が実証された」みたいなこと言ってるんで、システムの実用はこれが最初ってことになるんで、記憶消されてるって線はなさそうなんですよね。

ほんとに二ヶ月眠ってただけだったのかなぁ・・・




4、最初に目覚めたときにグッドウィンの名前を知っている理由

スティーブンスは基本世界で目覚めたあと自分の状況に戸惑うわけですが、謎の記憶復元テストをやった後に何故かグッドウィンの名前知ってることが判明するんです。
最初は2ヶ月前から同じこと繰り返してて、記憶毎回消されてるけどオペレーターの名前だけは覚えてるとかそんなノリかと思ったんですが上に書いたとおり今回の事件で初めてシステムの有用性が実証されるのでそれはないんですよ。
軍の同じ部隊に所属してた、とかいうわけでもなさそうだし。
記憶復元テスト自体がグッドウィンの名前を導くための誘導だった、とか?




5、日本版ポスター宣伝文の煽りの意味

今作の日本版ポスターの宣伝文には、「このラスト、映画通ほどダマされる。」って書いてあるんですけど、この意味がわからん。
ラスト騙されてるってことは、スティーブンスの言ってたように新しい並行世界を作り出すんじゃなくてほんとに過去を変えられるってこと?
んで、最後のメールのシーンは変わった基本世界の未来と。
そしたら一つの世界に二つのスティーブンスの意識があって変じゃない?

これもよくわかんないです。






と、いうわけで、久々の長文レビューでした。
考察し甲斐があると長文になっちゃいます(笑)

この作品、時間がなくて2時間物の映画はのんきに見てられない!って方でも充分楽しめるので、レンタルショップにいったら是非手にとって見てくださいな!

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プロフィール

Sho

Author:Sho
映画好きな大学院生♂です。
主に見るのは洋画、邦画はあんまり見ないかな。
好きなスターにはファンレターを書いてみることも。
海外スターにあったことがないから、実際に会うのが目下の夢!
Chloe Grace Moretzの大ファン。クロエがらみの記事が多めです(笑)
プロフの写真は男装(?)のクロエちゃん。

僕の記事を読んで映画を見る参考にしていただけたら嬉しいです。

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